液体石鹸が洗濯機に黒かびを発生させやすい理由
[目次]
- 液体石鹸とアルカリ剤について
- 黒かびの原因は洗剤から石鹸に変えたからではない！
- 洗濯物に付かなくても黒かびは、いる！
- 洗濯機で洗われている時の「泡」確認したことある？
- 石鹸に配合されるアルカリ剤とは何か
- まとめ
出典：https://www.miyoshisoap.com/
液体石鹸とアルカリ剤について
液体石鹸にしたら洗濯物に黒かびが付くようになった！その原因は
ずばり、液体石鹸に配合されるアルカリ助剤の配合割合の影響です。
液体石鹸は、アルカリ助剤が無添加
もしくは、配合されていたとしても固形石鹸や液体石鹸と比べると少ないそうです。
なぜか
洗濯用液体石けんの多くがアルカリ剤無添加か、添加されていてもその量はごく僅かです（アルカリ剤を液体石けんに混ぜると全体がゲル状に固まるため）。
引用元：ニセ科学と石けんの諸問題 -洗濯用「無添剤」石けんの問題点-
黒かびの原因は洗剤から石鹸に変えたからではない！
さて、このアルカリ助剤またはアルカリ剤、そもそもなぜ必要なのでしょうか。
石鹸洗濯において、よく悩まされる原因の一つとして石鹸カス問題があります。
私が初めて液体石鹸を使いだした頃は
洗濯物を見ても石鹸カスの存在に気づくことはありませんでした。
その代わりに洗濯物に起きた悲劇がピロピロわかめです。
洗濯槽についた黒かびですね。
最初は
洗剤では無く石鹸を使うから黒かびが発生しやすいのか？と思っていました。
合成の物ではなく、自然に近い石鹸だから、カビも発生しやすいのかしら
そう思っていたんです。
でも、いろいろと調べてわかったのは自然に近い石鹸だからではありませんでした。
洗濯槽に残った黒カビを剥がして
また黒かびのエサを残していく環境を作ってしまったことが原因でした。
洗濯物に付かなくても黒かびは、いる！
合成洗剤を使っている時も黒かびは洗濯槽の裏に潜んでいます。
合成洗剤の洗浄力では、その黒かびは剥がれないので
見えないところでひっそりと存在しています。
それが石鹸洗濯を始めることで、その黒かびは少しづつ剥がれてきて
洗濯物にくっついてきたんですね。
さらに、アルカリ剤の配合されていない石鹸が石鹸カスを発生させて
また黒かびのエサとなる。
洗濯機で洗われている時の「泡」確認したことある？
液体の合成洗剤と同じ要領で液体石鹸を使っている方なら
洗濯物の泡の様子を確認したことは無いと思います。
私もそうでした。
洗剤ポケットに液体石鹸を入れてボタンをピッで、全自動。
洗濯機が止まったら洗濯機を開けて洗濯物を出す。
液体石鹸が水に溶けて泡が立って、洗濯物の汚れと結びつくとどうなっているか
そんなことも知らずに洗いあがるのを待つだけです。
知らなかったんですよ。
石鹸の泡が汚れと結びついて、その泡が無くなった状態は
洗浄力を失った酸性石けんというものになるということを。
この酸性石けんが、石鹸カスの原因の一つです。
(知らないまま粉末石鹸を使いだしてこうなりました↓)
石鹸に配合されるアルカリ剤とは何か
アルカリ剤は、石鹸の洗浄力を助けるはたらきをします。
少し科学の話になります。
石鹸は弱アルカリ性、汚れのほとんどは酸性
これらが結びつくと中和されて汚れがおちるのですが
石鹸の力が弱いと、洗濯液が酸性に傾き酸性石けんになります。
これが石鹸カスの原因の一つです。
石鹸だけでは酸性に傾きやすくなるので
アルカリ助剤を配合することで、酸性石けんになりにくくするんですね。
ということは、汚れの多い洗濯物を液体石鹸で洗い続けると
洗浄力の無い酸性石けんの液ですすいでいるだけになるのでしょうか。
はたまた、酸性石けんにならないように大量の液体石鹸を必要とするのでしょうか。
まとめ
ということで、私は液体石鹸から粉石鹸へ変更しました。
それでも、どうしても粉石鹸は溶け残りとか面倒くさそうだからイヤ
どうしても液体石鹸を使いたいという方は、
手洗い洗濯用に活用するか、別途アルカリ助剤を用意して液体石鹸と一緒に使うか
そういった方法をとるの良いのでしょうね。
別々に用意して使う手間と洗浄力など総合的に判断した結果
私は粉末石鹸を採用しています。
私が使っている「ミヨシの粉末せっけんそよ風」は
炭酸塩でというアルカリ剤が配合されています。
黒かびが繁殖しやすい構造の洗濯機に
黒かびのエサを増やしやすい液体石けんを使うより私はこちら
アマゾンプライム会員なら送料との兼ね合いを考えてもここが一番底値かな？
近所の薬局よりも安いです。
