徹底比較!ウタマロ石鹸とミヨシマルセル石鹸の成分・値段
『信じられないくらい汚れが落ちた!』と話題の洗濯用固形石鹸
人気の2品の洗濯用固形石鹸を比較してみました。
写真で洗いあがりの違いを見たい方はこちら↓
1.特徴
1-1.ウタマロ石鹸
まずは、口コミでも大人気の皆さんがご存知なウタマロ石けん。その特徴を公式サイトから確認してみましょう。
ウタマロ石けんの最大の特長は、その汚れ落としの力。通常の洗濯では落ちにくい泥汚れ、エリ・ソデ汚れ、化粧品汚れ、食べこぼし汚れなどのガンコな汚れをしっかり落とします。水に溶けやすく塗りやすい石けんですので、汚れや生地になじみやすく、生地も傷めにくい石けんです。
1-2.ミヨシマルセルせっけん
次にこちらはウタマロ石けんと並ぶ固形石鹸の1つです。ミヨシのマルセル石鹸です。公式サイトにはこのように紹介されています。
ミヨシの部分洗いでは最も強力な部分洗いせっけん。皮脂や泥汚れ、機械汚れにも強い部分洗いせっけんです。
引用元:製品紹介|ミヨシ石鹸株式会社
それぞれ特徴は似ているようですが、ウタマロ石鹸の方が使い勝手が良さそうな印象を受けました。
2.成分と値段の比較
成分 | 値段 | |
ウタマロ石鹸 | 純石けん(98%脂肪酸ナトリウム)蛍光増白剤 | 100円前後 |
ミヨシマルセル | 純石けん(78%脂肪酸ナトリウム)アルカリ剤(けい酸塩) | 155円(3個@約51円) |
成分をみてみましょう。
双方で違うのは、脂肪酸ナトリウムの割合と純石けん以外に配合されているものですね。
2-1.脂肪酸ナトリウム
脂肪酸ナトリウムと一口に言っても、由来の油によって性質が大きく異なるそうです!
例えば冷水では溶けにくいとか、泡立ちやすいとか、肌に刺激があるとか、いろいろ。なので、脂肪酸ナトリウムの割合では洗浄力は測れません。その脂肪酸がどんな油でできているか、さらに精製方法、使い方で洗浄力は大きく異なります。
例えば『純石けん100%』と書かれた2つのせっけんがあったとしても、脂肪酸の種類(どんな油の由来なのか)によって全然違う、という訳なんですね。
石鹸洗濯を始めるまで知りもしませんでした!
ちなみにウタマロ石鹸は、植物性の飲食店のリサイクル油、ミヨシマルセルせっけんは、牛脂とパーム油だそうです。
2-2.異なる配合成分
ウタマロ石鹸の『蛍光増白剤』
蛍光増白剤は『ウタマロ石鹸で洗ったら白くなった!』の力を発揮する上でキーワードのようです。ウタマロ石鹸のサイトには
通常の洗濯で失われていく衣類の白さを取り戻すために蛍光増白剤を配合しています。
よくわからなかったので、もう少し詳しい情報を探しました。
染料の一種で、太陽光のなかの目に見えない紫外線を吸収して、目に見える青色の光(蛍光)を放出する物質です。青色の光が白布の黄色みをうち消し、見た目に白さが増して見えます。蛍光増白剤は漂白剤と違って、汚れを無色にするのではなく、黄色みを打ち消して白く見せるものです。
なんと!染料だったんですね!驚きです!
ベビー用品を買いに行った時に『無蛍光ガーゼ』というのを見かけて疑問だったのですが、これは蛍光増白剤という染料を使っていないガーゼです、って意味だったんですね。
ミヨシマルセルの『アルカリ剤(けい酸塩)』
アルカリ剤!これは石鹸洗濯の時に知りました!助剤ってヤツですね!
ミヨシのサイトには「洗浄力補助成分」とあります。
同じアルカリ剤でも、私は「炭酸塩」が配合された粉せっけんを洗濯で使っているのですが、アルカリ剤もいろんな種類があるんですね!
アルカリ剤の必要性について気になる方は石鹸助剤として使われるアルカリ剤 - 石鹸百科を参考に
では、けい酸塩って何なんでしょう?
ケイ酸塩とは、岩石に含まれる鉱物の一種です。炭酸塩と同じく、石鹸にアルカリ助剤として用いられます。粉石鹸よりは洗濯用や台所用の固形石鹸に配合されることが多いようです。また、食器洗い機用洗剤にも配合されます。
鉱物の一種!これまたへぇぇぇぇぇ!
2-3.値段の比較
ウタマロ石鹸の値段
メーカー小売価格が無かったので100円前後としました。
値段は売っている場所によって異なりますが、一個売りで大体1個100円前後で買えるようです。
私は某ドラッグストアで138円で買いました。
ミヨシマルセルせっけんの値段
こちらはメーカーサイトに3個パックが155円、5個パックが255円とありました。
某ドラッグストアでは5個235円で売っていました。
メーカー小売価格でいくと1個当たり約51円ですね。やっす!
3.まとめ
以上だけで考えると
見た目の白さを重視している人は、断然ウタマロ石けん
特に白衣を着る飲食店や医療関係者の方は、見た目の清潔感の白さを求めてこちらを選んだ方が良さそうですよね。ただし色柄物の洗濯では、少し気を付けた方が良さそうです。
洗浄力と値段を重視するならミヨシマルセルせっけん
特に赤ちゃんや小さいお子さんがいる家庭向きのようですね。
洗剤では落ちなかった汚れは、ぜひ石鹸で洗ってみて下さい。
関連記事